JT 3月実績販売数量 約3割減少
消費税増税の影響か?
昨日、2015年4月10日、日本たばこ産業(JT)がたばこ販売実績を発表した。
2015年3月 89億本(前年同月比29.3%減) 売上収益507億円(同26.8%減)
3月の減少の大きさは、2015年2月 販売数量7.6%減 売上収益4.7%減であるのを見ても顕著です。
国内のたばこ市場
日本国内のたばこ市場の縮小は続いています。
JT調査による喫煙率調査によると
2014年 19.7%(男性30.3%、女性9.8%)
2010年 23.9%(男性36.6%、女性12.1%)
ちなみに50年くらいでの推移を見るとどうだろうか?
・男性の喫煙率
1965年 82.3%
2014年 30.3%(▲52.0%)
・女性の喫煙率
1965年 15.7%
2014年 9.8%(▲5.9%)
禁煙事情
男性と女性の喫煙率の推移をみると、男性については圧倒的に減少しています。
実は女性については、20代から40代の推移を細かくみると、あまり減少していません。
男性よりも女性の方が禁煙成功率が低いのかもしれません。
女性の場合、仕事中は一切喫煙をしないが、アフター5はチェーンスモークの傾向もあるようです。よくBARなどで一人でお酒を飲むかっこいい女性たちの喫煙率、実は高いようです。
まとめ
2014年3月の販売数量約3割減少を考える
今回の下振れは消費税増税の反動とも考えられるとしているが、どうであろうか?
消費税増税もそうであるが、国内社会においてタバコをNGにしているのだと思います。
過去記事⇒禁煙成功⑫禁煙化の波がすごい オフィス機器大手リコーの禁煙ルールがすごい
上記でご紹介しましたが、就業中のたばこを一切禁止、喫煙者は入社させない。
入社までに喫煙をやめることを約束して入社などが各所で見られている。
飲み屋さんと喫煙とはセットに考えられていましたが、最近では全面禁煙の飲み屋さんも少なくありません。
今回3月の減少ということは、4月からの新生活に向け禁煙を始めた人が多かったかもしれませんね。
4月の前年比が出れば、動きが分かると思います。