クスリは毒である
日本薬剤師会会長(児玉孝氏)が薬について述べた言葉です。
日本人は、世界的に比べても薬をたくさん飲む国民です。
小さい頃から、当たり前に薬を飲む習慣があります。
現在では強制力はないもののワクチンの注射などもたくさん打ちます。
クスリを飲むことが健康につながる。
具合が悪ければ、薬を飲めば治るということを信じて、そして学び当たり前に過ごしてきたのです。
クスリが当たり前ではなく、必要なときに必要最低限の薬を自分自身で判断できるようにすることが大切である。
クスリは病気の原因を治していない。
風邪をひいてしまい、発熱したり、咳が出たり、鼻水が出たり、のどが痛い、いろんな風邪の症状があります。
市販で売っている風邪薬や、処方薬などいろいろありますが、それらの薬は熱が出れば熱を下げる、咳がでれば、咳を抑える、鼻水がでるときには鼻水を止める。喉が痛いときには炎症を抑えるなど、辛さを和らげる効果のものであり、風邪の原因自体を治すものではありません。
逆に薬ばかり飲んでいると、最初は効果のあった薬もやがて効かなくなり、もっと強いクスリを飲むようになってしまします。
人間のカラダはすごい
人間は高等生物であり、カラダはとても優れた機能をもっています。
カラダはいつでも元気な状態を保つために、自身のカラダをいつも見張っています。
もしも自身のカラダに異物が入るとすぐに感知して、外に出したりその異物をやっつける働きをします。
カラダに悪い菌が入ってきたら、例えば高熱を出してその悪い菌をやっつけるということもありま。
お腹を下して、下痢になっているときには、やはりカラダに異変があるので、その悪いものを一刻も早く外に出そうと働くのです。
お酒を飲んだら気持ち悪くなる
みんなが大好きなお酒、アルコールの作用により脳に刺激が加わり、楽しくなり、なんだか気持ちも大きくなりハイテンションになります。
酔っ払いの人を見ればわかるように、お酒はカラダに大きな影響を与えるものであります。アルコールを分解する肝臓にかかる負担は大きいものです。
そこで、人間のカラダは優秀なので、お酒を飲みすぎると気持ち悪くなるという反応をしてこれ以上飲むなというサインを送るのです。
しかし、既に遅く飲みすぎた場合には、カラダにとって異物と判断したお酒を嘔吐により排出します。
食べ過ぎ
美味しいものは沢山食べたい。
油物が好きで、沢山食べるとどうなるか?
当然、気持ち悪くなったりします。
当然、カラダが処理できる量を超えた飲食は内臓に負担がかかるからです。
抗ガン剤
ガンの治療として抗ガン剤があります。ガンと戦うための強力な薬ですが、ガンに効果あるという代償にあまりいも強く、髪が抜けたり、味覚を失ったりという「副作用」があります。
ガンに効果がある以上に、副作用としてカラダに非常に大きな負担があります。
ガン治療以上に失うものが大きい場合があります。
『あるアンケートで、271人の医師に「あなた自身に抗がん剤を打つか」と質問したら、270人が「断固NO」と回答しました。また、ガンになった東大医学部の4人の教授たちは、患者に抗がん剤を繰り返し打ってきたのに、自分たちがガンにかかると、4人とも抗がん剤は断固拒否し、食事療法でガンを治した』
上記のような、アンケート結果もあるようです。
最終的には自分自身で調べると良いと思います。実際、抗がん剤は不要、毒と考える人もいますし、抗がん剤こそガン治療で有効と考える人、様々な意見があるので、それぞれの考え方を知り、自身の考えを見つけることが大切だと思います。
日本のクスリの消費はすごい!
医薬品産業ビジョン2013によると、日本の医薬品の市場規模について、2011年は9兆3105億円であり、世界シェアの11.7%を占めている。世界の人口比率2%の国としては大きなシェアである。
クスリはお得?
日本では、1961年から導入した国民皆保険制度により、当時の高齢者であれば、クスリの医療負担がゼロのときがあった。子供から高齢者まで病院で治療してもらい、薬を処方してもらっても自分たちの負担はとても軽いので、気軽に病院へ行き、薬も安く処方してもらっていました。
この流れが現在の大きな薬の消費につながったのでしょう。
当然、薬学業会では、ここまで伸びたシェアと市場を小さくすることはしたくないと考えると思います。
最高のクスリは自分のカラダである
風邪なんて、暖かくして安静にしていれば治ります。
熱が出るのも、発熱により異物を取り除くという働きのために現れた症状なのです。
人間のカラダにはガンと戦い打ち勝つ細胞もあります。
NK細胞と呼ばれるナチュラルキラー細胞というものです。
風邪などで悪くなったら、症状を緩和するという薬の飲み方により、本来持っている人間の治癒力が低下することこそ怖いことかもしれません。
クスリは病気の原因を治すことはありません。
大切なことはカラダの自然治癒力を高くしておくことです。
どうしたら良いか?
簡単なことは、規則正しい生活、安全でバランスの良い食生活である。
こんな時には薬を!
インフルエンザになっても、タミフルなどを飲まなくても治ります。
また、風邪をひき高熱のとき、本当はゆっくり寝ていれば良いのですが、仕事などでどうしても行かなければならない。
そんな時には、解熱剤などを服用するのも良いと思います。
クスリについて、なんでも考えなしに服用するのではなく、必要な場合の判断基準を持つことが大切です。