ケインとアベル(Kane and Abel)
ジェフリーアーチャーという作家を知っているだろうか?
知らないという人も多いと思う。
では、ケインとアベルという小説は知っているだろうか?
聞いたことはあるけれど、読んだことはない。
映画やドラマにもなっている人気小説です。
ストーリー
ケインとアベル(上)
1906年、ポーランドの片田舎で私生児として生れたヴワデクは、極貧の猟師に引きとられた。時を同じくしてボストンの名門ケイン家に生れたウィリアムは、祝福された人生を歩み始めた。ドイツの侵攻で祖国も肉親も失ったヴワデクは、数奇な放浪の旅の果て、無一文の移民としてアメリカに辿りつき、アベルと改名した。「三作目が勝負」と明言した著者が、満を持して発表する大作。
ケインとアベル(下)
ずば抜けた商才と頑張りで社会の底辺からのし上がったアベルは、全米に拡がるホテル・チェーンを作りあげた。一方、出世コースを突き進むケインは、その確かな判断力を認められて大銀行頭取の地位をつかんだ。ホテル王と銀行家、ポーランド移民と名門出のエリート――いずれも典型的といえるふたりのアメリカ人の、皮肉な出会いと成功を通して、20世紀のアメリカ史が甦る大ロマン。
感想
二人の男の生涯を描いた小説です。
とにかく二人に共通するのは、才能と努力がずば抜けている。
ジェフリーアーチャーの作品の中でも上下シリーズのサクセスストーリーは熱い気持ちになります。
学生であれば、がむしゃらに勉強したくなる。
社会人であれば懸命に仕事したくなる。
そして、家族や恋人をもっと大切にしたくなる。
ケインとアベルはジェフリーアーチャーにとって代表作であるが、他の書籍も抜群の面白さです。
やる気がなくなったりしたら、是非読んでもらいたい一冊です。
きっと、人生を走りたくなります。