子供の声が騒がしいという住民運動のチカラ
テレビニュースでも見ましたが、千葉県市川市で開園予定だった保育園が開園中止に追い込まれた。
待機児童問題の解消に行政も必死で取り組んだいるが、開園予定地周辺の住民にとっては子供の声は騒音ということらしい。
子供の声だけでなく、道路の狭さも問題
住民の言い分としては、開園予定地の全面道路が3mくらいしかなく、子供にとっては非常に危険ということらしい。確かに現代の車社会では道路による危険要因も考えられる。
住民の声
子供を持つ世帯は、待機児童の問題に直面しているので、保育園が増えることについては手放しで大喜びです。
反対に高齢の一人暮らしの男性などは、静かで閑静な環境が気に入って住んでいるのに子供の声でうるさくなるのは迷惑と考えている。
100人いれば、100人の考えがあります。当人にとっては正しい考えとして成り立っています。
住民説明会
住民説明会では、騒音対策としての防音壁、道路の狭さを補うために近隣に駐車場を借りるなど代替え案の説明もしたが、住民の人には受け入れてもらえなかったようです。
閉園の理事長の判断
今回、保育園運営を予定していた社会福祉法人の理事長は保育園は開園してから長い年月、地域住民の方々との調和と強力が必要という観点からも今回は断念したようです。
保育園が嫌悪施設とは?
今回の騒動で、子供の声が騒音であり地域住民が施設建設に反対をするということに驚きました。いつから保育園が嫌悪施設となってしまったのか?
今の大人達も子供だったときがあり、騒いだり泣いたりしたと思います。日々その声を聴くこともストレスと感じる人もいると思いますが、子供は国の宝だと思います。
親だけでなく地域みんなで育てるような温かさがあると良いと思います。
話は変わりますが、先日親戚が大学に入学が決まり一緒にその大学施設の見学にいってきました。大学の周辺、大学構内の雰囲気の空気感にとても素晴らしいオーラを感じました。若者たちの爽やかな想いを空気で感じることが出来ました。
対象は違うと思いますが、子供たちの声は騒音ではなく、地域を明るくするシンフォニーだと思います。
ただ、保育園を嫌悪施設として住民運動がおこる地域には住みたくないものですし、保育園も作らなくて良かったかもしれません。
地域として保育園を誘致するようなところがあると嬉しいです。
最後に!
保育園が嫌悪施設と考えられる世の中は寂しいですね。