2015年ゴールデンウィークはボクシングが熱かった!
ゴールデンウィークもあっという間に終わりました。
バーベキューをしたり、映画みたりと連休らしいレジャーも楽しむことができました。
そして、今回のゴールデンウェークはボクシングが熱かったです。
世界戦をはじめ、注目カードだらけでした。
5月1日 大田区総合体育館
八重樫東(大橋)VSソンセーンレック(ポスワンジム)
スーパーフライ級8回戦
2回2分5秒、右のクロスカウンターで八重樫東選手勝利
八重樫選手のお得意の右クロスカウンターでの勝利、ゴンザレス戦で王者陥落後2連敗でしたが、今回嬉しい復活です。
個人的にもすごく好きな選手なので今後の試合も楽しみです。
村田諒太(帝拳)vsウグラス・ダミアン・アタイジ(ブラジル)
73.4キロ契約ノンタイトル10回戦
5回38秒 2度目のダウンを奪い村田諒太選手勝利
今回は世界ランカーとの試合、結果的にKO勝利という素晴らしい結果になりましたが序盤少し危なげなイメージを受けました。
ミドル級という激戦階級、今後さらに強くなりそうな予感です。
勝利者インタビューでは帝拳ジムのサポート体制がとても良い印象を受けました。
今、帝拳ジムが熱いです!
三浦隆司(帝拳)vsビリー・ディブ(オーストラリア)
WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦
3回1分29秒 三浦選手勝利、4度目の防衛に成功
ボンバーレフトといわれる強烈な左フックを持つハードパンチャーの三浦選手。
見事なKO勝利でした。
5月1日 米ネバダ州ラスベガス(日本2日)
粟生隆寛(帝拳)vsレイムンド・ベルトラン(メキシコ)
WBO世界ライト級王座決定戦12回戦
2回1分29秒 TKOによりベルトラン選手勝利
粟生選手にとっては3階級制覇となる大切な一戦でしたが失敗に終わってしまった。
ベルトラン選手は前日計量で体重超過のため、勝っても王者の資格がなかった。
カウンターが得意な粟生選手がまさかのカウンターでダウンを奪われ、その後連打によりレフリーストップとなった。
プロになり初のKO負けを喫した。
粟生選手はカウンターのうまい選手なので再起に期待したいです。
5月2日 米ネバダ州ラスベガス(日本3日)
フロイド・メイウェザー(米国)vsマニー・パッキャオ(フィリピン)
WBC・WBA・WBO世界ウエルター級王座統一12回戦
3-0判定により、メイウェザーの勝利。
世界が注目のビッグファイト、攻撃のパッキャオVS防御のメイウェザー
積極的に攻めるパッキャオを巧みに防御するメイウェザーがコツコツ点数を稼いだ感じでした。
予想通りの展開でしたが、ボクシングを知っている人がみるとやはりレベルの高い両者の戦いであり、メイウェザーのうまさが若干上をいったという感じです。
一般の人は、積極的に攻めるパッキャオが有利だという印象を受けた人が多いと思います。
実際、レベルの高い選手同士すっきりとした決着までいかなかったような気がします。
しかし、歴史に残るようなファイトマネーの試合でした。
5月6日 大田区総合体育館
田口良一(ワタナベ)vsクワンタイ・シスモーゼン(タイ)
WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦
田口良一選手初防衛成功。8回36秒TKO勝ち
気持ち良い右ストレートでの勝利でした。
相手選手の攻撃がとても良く見えていたように感じました。
最後は冷静にダウンにつなげた素晴らしい試合でした。
内山高志(ワタナベ)vsジョムトーン(タイ)
WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
内山高志選手10度目の防衛に成功。2回1分15秒TKO勝ち
さすがの一言です。
ジョムトーン選手はムエタイ王者という実績があり、ボクシングでも無敗のままタイトルマッチまで駆け上がってきた強い選手です。
その強い相手に対し、序盤に強烈な右ストレートにより右目が見えなくなると、最終的にはワンツーでKO勝利というキレイな流れでした。
途中、地味ではありましたが、ボディーブローも効いていたような気がします。
フェザー級には内山選手だけでなく、ボンバーレフト三浦選手もいます。
ファンが期待するのは、二人の統一戦も注目です。
まとめ
ゴールデンウィーク非常に魅力的な試合で盛り上がりました。
世紀の一戦、メイウェザーvsパッキャオ。
メイウェザーの防御テクニックはさすがです。
粟生選手については、相手のウエイトオーバーとのことでしたが、やはり減量失敗の場合の試合はとても危険だと思います。
しかしながら、ショービジネスの世界、中止にするわけにもいかないのでしょう。
ミドル級では村田選手の今後の活躍が楽しみです。
世界が興奮するような試合をしてもらいたいです。
そして、現在日本人世界チャンピオンが多数いますが、やはり内山選手は10度防衛、日本人初のスーパーチャンピオンということでますます注目です。
世界戦KO率(5戦以上対象)でも、歴代1位の内山選手。そして、歴代2は、バンタム級の山中選手と同じときにすごい日本人がいます。
ますます熱い試合が続きそうです。