WBC世界バンタム級チャンピオン山中慎介選手の9度目の防衛戦が決まった。
王者 山中慎介(32=帝拳) VS アンセルモ・モレノ(30=パナマ)
対戦相手は元WBAバンタム級スーパーチャンピオンで12度の防衛、6年間タイトルを守ってきたアンセルモ・モレノ選手です。
【試合】平成27年9月22日(火/祝日)
【会場】大田区総合体育館(東京)
アンセルモ・モレノ選手とは
ボクシングファンなら知っているビッグネームのボクサーであり、昨年9月の試合で6回にパヤノ選手(ドミニカ共和国)の選手からのバッティングにより負傷判定により王座を奪われたが、最後までやっていればわからないといわれています。
ボクシングスタイルはニックネームで「亡霊」と呼ばれている選手、上半身のやわらかさ、左右への鋭い動きなどで対戦相手にとっては非常にやりずらく捕まえずらい、全階級通じてもトップクラスの技巧派ボクサーといわれている。
亀田興毅選手がWBAからモレノ選手との対戦を命じられたが、当時亀田興毅陣営が、次戦でモレノとの指名試合ではなく、相手を選べる試合ができるよう許可を求めていただことがWBA幹部より明らかにされていたらしい。プロの世界なので選手の意向ではなくジム、プロモーションの関係もあるだろう。
その後、亀田興毅選手はWBAバンタム級王座を返上し、スーパーフライ級への転向表明をしたという流れです。
日本人にはなじみないモレノ選手、世界的にはすごい選手なんです。
山中慎介選手
最強チャレンジャーを迎える山中選手、今日本人チャンピオンで一番注目を集めています。
5月にはアメリカの老舗ボクシング雑誌「RING」が独自に選定するランキングにて、WBC世界バンタム級王者の山中慎介選手が10位に選ばれました。現在では9位にランクアップ、そして10位には内山高志選手がランクインしました。
※PFP(パウンド・フォー・パウンド)とは全階級を通じての最強選手。
今回の防衛戦が決まり、山中選手は「会長から試合を聞かされた時は、テンションが上がったし、興奮した。自分の中では統一戦という感覚さえある」とのことです。
まとめ
常に強いチャレンジャーと戦いたいという山中選手にとっては、今回の対戦相手は世界的にも有名なビッグネームの元チャンピオン、今回の防衛戦は統一戦ではないが、ボクシングファンにとってはバンタム級最強決定戦という感じである。
モレノ選手もすごい選手ですが、現在の山中選手も相手からみれば間違いなくビッグネームである。
しかしV8のチャレンジャーのニックネームは「幽霊」、今回のモレノ選手は「亡霊」。
試合まで2か月ちょっとあります。
今回のマッチメークで山中選手はさらに強くなりそうです。
しかし、あのモレノが日本に来るということがすごいです。