勝てばV12、日本歴代単独第2位の防衛戦
平成29年3月2日に両国にてWBC王者の山中慎介選手が12回目の防衛戦を行います。
この試合に勝てば日本国内でのボクシング防衛記録が単独2位となり、単独1位13回の防衛を果たした具志堅用高の記録に王手となります。
山中選手については、強すぎて挑戦者を探すことが大変なようです。今回もランキングの上位から声をかけたとか?
さて、前回はモレノ(WBAで12回防衛している)との2回目の決着とあり、試合前からかなり盛り上がりました。
チャンピオン山中慎介
WBCバンタム級チャンピオン
28戦 26勝 18KO 2分
PFP(2016.9) 第9位
PFPとは、アメリカのリング誌が選んだ最強のボクサーランキング(パウンドフォーパウンドランキング)
挑戦者
V12の挑戦者もなかなか勢いにのっている選手です。
WBC6位、NABF北米同級チャンピオン
カルロス・カールソン(メキシコ)
23戦 22勝(13KO) 1敗
デビュー戦に負けた1敗後は、破竹の22連勝という勢いと強さを持った選手です。
予備検診2月27日
試合前の予備検診が行われました。
お互いが顔を合わせる最初に瞬間であり、それぞれのイメージと現実をマッチさせる機会でもあります。
山中慎介チャンピオン
「(カールソン選手の腹部を見たのは)どれくらいのウエストかな、と思って見ましたがやっぱり細かったですね。見てきた映像と少し違うけど、そういう意味では自分も一緒かもしれませんね。」
カルロス・カールソン選手
「山中を実際に見たことなかったので良かったです、自信も持てました。ここまでの調整は上手くいきました。神が望めばおのずと結果は出ると思っていますが、私は勝利を確信しています。」
両者の予備検診の比較
山中慎介/カルロス・カールソン
<身長>
170.5cm/169.0cm
<胸囲>
87.0cm/88.0cm
<首まわり>
36.0cm/34.5cm
<視力>
左:1.2、右:1.0/左:1.0、右:1.5
<リーチ>
177.0cm/177.0cm
<脈拍>
76/42(分)
<体温>
36.5℃/36.8℃
まとめ
試合まで、あと2日という段階で記事を書いております。
気持ちとしては、いつもそうですが山中慎介チャンピオンに勝利してもらいたいです。
予備検診でのカルロス・カールソンの腹部の細さを指摘していたのでボディーでKOなんてこともあるかもしれませんね。
アンダーカードもなかなか楽しみです。
IBF世界スーパーバンタム級王座前哨戦、岩佐亮佑選手(セレス)が出場予定です。勝利して世界戦に臨んでもらいたいです。岩佐選手といえば、山中慎介選手が日本チャンピオンのときの防衛線の相手でした。この試合は今でも記憶に残っている壮絶な試合でした。
会場で見ていましたが、両者の声援の熱さに会場が揺れているようでした。
この両者が同じ日に試合を向かえるとは、とても楽しみです。