奇跡のシンフォニー/August Rush
孤児の男の子が両親に出会う話。
感想
ここ最近見た映画の中でもかなり感動的な話です。
音楽を通じ、離れていた両親に会うまでの物語。
主人公の少年の溢れる音楽の才能も見どころです。
昔見た、モーツァルトの伝記的映画である「アマデウス」を思い出しました。
本作では音楽が人に与えてくれる不思議な力と親子愛が、感動の涙を誘う。
両親にあったことがない孤児、生まれながらに音楽の才能に恵まれる。そして、両親に会いたいという強い想い、子供が描く願いの一つ一つが叶うところが素晴らしい。
映画では、ゴスペラ、ストリートミュージック、クラシックなど音楽も素晴らしい作品である。
ちょっと強引なところはあるが、恋愛、子供、親子の情など様々な要素が上手に組み込まれている。
最後のシーンでは、かなり気持ちが高まるハッピーエンドな作品。
音楽がすごい
音楽の天才少年をどのように表現するか?言葉ではなく感覚で表現する。
モーツァルトのことを映画にした「アマデウス」では、一般の人がモーツァルトがピアノを弾くシーンがあるのですが、ピアノがうまいのはもちろん、天才だからできるような様々なアレンジを加えるシーンでは、モーツァルトの才能を映画中で引き出すことに成功しています。
そして、本作品では日常のすべての音が主人公の少年にはすべて音楽となり耳から入り心に響くのです。この表現方法、音楽の天才はこんな風に音を聞いているのかなぁ、楽しく想像することができました。
大切な人に薦めたい作品の一つです。